理事長挨拶
CHAIRMAN 理事長

2025年度にあたり、私が代表理事を継続することになりましたのでご挨拶を申し上げます。

さて、この数十年で我々の生活環境は大きく変わりました。それに連れて前近代の伝統的子育て環境、言わば<子ども達が生き延びて地域社会の中で自立するための装置>は少しずつ新しい近代的な環境に置き換わりました。その変化に応じて家族や子ども達に関わる新たな問題が生じてきました。それは心身の不調として小児医療の課題の1つになっています。

一方、漢方は長い歴史の中で経験的かつ理論的に培われた医学大系で、現代医学とは異なった視点を持っています。これにより、高度に専門分化された現代医学の中でも一定の役割を果たしています。これからの小児医療はでは今にも増して多様な医療ニーズが生じてくると推測されます。小児漢方が内包する柔軟な方法論はそのような多様性に対応するための有力な選択肢だと思います。

漢方に興味をもつ小児科医が徐々に増加している状況の中で、会員の皆様と共に小児漢方の拡がりと深さを模索し、現代に即した小児漢方を探求することが、本学会の役割と考えています。また、一昨年からは韓国韓医小児科学会との本格的な交流が始まりました。同じような問題を抱える隣国との交流は重要な情報交換の場になると期待しています。漢方の関心のある先生方には、是非とも本学会に参加いただき、漢方治療の楽しさを共有できることを願っております。

一般社団法人・日本小児東洋医学会
代表理事 山口英明
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